恋愛に「ときめき」はつきもの。しかし、ときめきが過度であることは、危険信号となります。
実際、ときめくほどに恋愛がうまくいかなくなるケースは非常に多くなりがちです。
ときめきは、相手を見てもいないのに振り向かせたくなる状態
恋愛で過度なときめきに振り回されるのは、視点が相手になく、自分自身にあるからです。

ときめきのプロセスは次の通り。
- 素敵な男性を見つけて、自分を好きになってもらえることを想像する
- そうすれば、「素敵なわたし」だと思えるようになる
- 自己肯定感が高まる
これは、自分が気持ちよくなりたいから相手を振り向かせたいということです。
つまり、相手のことを見てもいないのに、相手を振り向かせたいと思っている状態です。
ネガティブになるのは自分しか見えていないから
ふだん冷静で理性的な女性でも、恋愛になると一気に自分を見失ってしまう…というのはよくある話です。
彼のささいな言動に一喜一憂し、ちょっとした変化にもネガティブな妄想が膨らんでしまうこともあるでしょう。
たとえば、「付き合った当初は一日に何通もLINEなどメッセージのやりとりがあったのに、月日が経ったら一日一往復に減った」という場合。
本来、毎日やりとりしているのであれば、非常に順調な付き合いといえるはずですが、「手を抜かれているのではないか」「嫌われたのではないか」という不安や不満を持ってしまう女性もいます。
これは「頻繁にLINEをやりとりしていたときのときめきが忘れられない」からです。
ネガティブな状況を抜けるには相手の視点で見ること
この状態を抜けるには、自分視点ではなく、彼の視点で状況を見ることがポイントです。
彼は果たしてもともと、頻繁にLINEなどメッセージのやりとりをする人だったのでしょうか。
もしかしたら、忙しい合間を縫って、無理して送っていたのかもしれません。
付き合いが長くなり、彼のテンションも落ち着いたことで、無理する必要がなくなり安心しただけなのかもしれないのです。
もし女性への気持ちが冷めていたら、律儀に毎日LINEを送ることはないのではないでしょうか。
また、四六時中LINEをくれる彼だとしたら、女性は本当にそれを嬉しく感じるでしょうか。「仕事に差し支えないのかな?」など心配に感じないでしょうか。
彼の立場に立ち、仕事の合間にメッセージをつくる姿を想像するだけで、違った見方ができるでしょう。
「わたしなら忙しくても10分休憩があれば返信できる」などと考えるひとは、やはり自分視点で相手を見てしまっています。
「わたしだったら」ではなく「相手の視点で状況を見る」努力をすることで、「自分しか映らない鏡張りの箱」から抜け出すことができるでしょう。
こちらの記事に記載している内容は、なぜときめくほどに恋愛は上手くいかないのかで詳しく紹介しています。


小嶋 由希子

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