「お付き合いしている彼からのLINEが減った」「気になる彼との食事なのに、大衆居酒屋に誘われた」…たとえばこんなとき、「わたしに気がないってこと?」と困惑する女性は多いもの。
けれどそれは不安に駆られているだけで、心配する必要がないことかもしれません。
今回は「彼がしてくれること」と「わたしの価値」との関係についてご紹介します。
女性が抱える「勘違い」
多くの女性がよく抱えてしまう「勘違い」があります。
それは、「彼の都合」と「わたしの価値」を混同してしまうことです。
- ランチに誘ったけど断られた
- いつもよりも彼のLINEの返信が遅い
- 久しぶりのデートなのに、安いお店に誘われた
たとえばこういうとき、多くの女性は不安に駆られてしまうことでしょう。
「わたしに気がないのかな」
「なにか嫌われるようなことしたかな」
「わたしにはその程度の価値しかないってことかな」
こんなネガティブな思考が湧いてしまうのではないでしょうか。
しかし、これらはあくまでも妄想です。
「彼の都合」と「わたしの価値」を混同しない
まず、先に挙げたような例は、あくまでも「彼の都合」であり、「わたしの価値」とは関係がないということを頭に置いておきましょう。
「彼の都合」と「わたしの価値」を混同していると、常に、「彼から何をしてもらえるか」で自分の価値を測るようになります。
「LINEの返信が遅いのは、嫌われたからだ」
「安いお店に連れていかれたのは、わたしにお金を使いたくないからだ」
「プレゼントが安物なのは、わたしに魅力がないからだ」
という具合です。
これは「わたしのことを好きならば、◯◯してくれるべき」という発想でいるため、そうではなかったときに「わたしのことを好きではないということ?」と感じてしまう…ということです。
けれど、果たして本当にそうなのでしょうか。
「彼の都合」を冷静にとらえる
「鏡のルール」でご説明したように、彼は女性の価値(美しいから、魅力的だからなど)行動しているわけではありません。
あくまで、女性を通して感じられる「成果(おれってなかなかやるな!)」を得たくて行動しているだけです。
もちろん、リアクション上手な女性のほうが、男性からの「喜ばせたい行動」は増えますが、行動するかどうかはあくまで「彼の都合」なのです。
たとえば、誕生日に高価なプレゼントをくれなかったからといって、「彼に好かれていない」ということには直結しない…というのは、少し冷静に考えたらわかることではないでしょうか。
たまたま彼が、金欠だったのかもしれません。
また、「高価なものを買って喜ばれなかったらどうしよう」という発想の持ち主かもしれません。
他にも、たくさんの事情が考えられることでしょう。
どれも「彼の都合」です。女性の価値が低いからではありません。
冷静に考えたら直結しないとわかることなのに、つい恋愛になると途端に不安に飲み込まれてしまうだけなのです。
たとえ距離を置かれたとしても「彼の都合」
LINEの返信が遅いのも、たまたま忙しいだけかもしれません。
体調が悪いのかもしれませんし、他にイライラすることが重なり、そんな気分ではないだけかもしれません。
男性は付き合いが落ち着くと、連絡の頻度が減る人も珍しくありません。単純に「安心している」だけで、もともと連絡不精な人かもしれないのです。
そこには、「わたしの価値」は全く関係ありません。
さらに、たとえ彼が他の女性に目移りしたとしても、浮気をしたとしても、それはあくまで「彼の都合」なのです。
わたしに魅力があるかどうか
わたしに価値があるかどうか
には、一切関係がありません。
距離を置かれたとしても、それさえも彼の都合です。
「彼にとって」バツが悪いと感じる場面が増え、距離を置いただけのことなのです。
冷静に「彼の都合」を割り切り、良い鏡でいつづける
必要以上の不安にさえ支配されなければ、冷静な判断に沿って行動することができるはずです。
「鏡のルール」に沿って、再び、「彼をかっこよく映す」ことだけを考えたら良いのです。
LINEの返信が遅いからといって、「何してたの」と責めたり、立て続けにLINEを送り続けるのは逆効果。
「忙しいのかも?」など想像し、そのままにして気にしないのもひとつ。
また、気遣いのLINE一通だけ入れておくなど、最大限、彼が心地よいと感じられる行動をするのも良いかもしれません。
彼の行動を「わたしの価値」と混同して不安にかられ、彼をかっこ悪く感じさせてしてしまう行動をするのではなく、「すべては彼の都合」と割り切ったうえで、「彼をかっこよく映す鏡」であることにフォーカスしましょう。
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小嶋 由希子
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