婚活イベントや出会いの場が増えている昨今においても、出会いがない…と嘆くひとは後を絶ちません。
今回は「良い出会いがない」と悩む人に向けて、魂のパートナーシップに基づいたパートナー探しの方法を紹介します。
結婚や交際はゴールではない
これまで、「魂のパートナーシップとはどんなものか」をお伝えしてきました。
そもそも立川ルリ子の恋愛メソッドは「〇〇を手に入れるために…」という目標達成型ではありません。
なので、
「ただ結婚ができればいい」
「ただ彼を手に入れることができれば満足」
と思ってる方には、難しく感じる内容でしょうし、必要のないことと感じることもあるかもしれません。
出会いがないという悩み
恋愛に関しての悩みの代表的なもののひとつに「良い出会いがない」いうものがあります。
しかしそれは、出会いに気がついていないだけかもしれません。
パートナーと一緒に人生を送ることの喜びは、「安心」や「保証」などの「維持」からは生まれてこないのです。
そこを知ってはじめて「出会いはいくらでもある」と気がつくことができます。
自分都合の相手探しは親探しと同じ
自分のお世話をしてくれる人…
自分が気持ちよくなるためにそばにいてくれる人…
そんな条件で必死にパートナーを探しても、満足する相手に出会える確率は少ないですし、出会えたとしても永く幸せになることはありません。
このような厳しい言い方に対して、疑問を感じる方もいることでしょう。
しかし、「なぜそれでは永く幸せになれないのか」は、とてもシンプルな理由があります。
それはつまり、「自分は幸せでも、パートナーは幸せではないから」です。
自分が一人で幸せになるという図式は、親に面倒を見てもらう子供の立場から見た図式です。
「面倒を見てもらえる子供の自分」で相手を探している状態では、一方的に「与えてもらうこと」だけを想定しています。
これは、親にかけてもらうような愛情を求めていることになりますから、自分に都合の悪そうなものはすべて排除していくことになります。
「ありのままの自分を愛してほしい」の意味
やがてそれは、「ありのままの私を受け入れてほしい」という思いに繋がります。
「ありのままの私を受け入れてほしいって、ダメなこと?」
と疑問に思う方もいるでしょう。
他の条件はそんなにつけていないならなおのこと、贅沢を言っているわけではないと感じるかもしれません。
そんなときに自問自答してほしいのは、
「では、自分も相手のありのままを全て受け入れますか?」
ということです。
この問いに対して、
「どの程度ならば受け入れられるだろうか」
と考えてしまう人もいるでしょう。
しかしこれは、「自分は何も変わらないで受け入れてもらう」「しかし自分は条件付きで受け入れる」ということです。
つまり「自分に都合のいいことだけを受け入れる」という状態になっています。
これは、性格が悪いとか、考え方が間違っているとかの問題ではありません。本当の自立ができていないということなのです。
本当の自立とは
「本当の自立をする」という体験は、生きている喜びに溢れる瞬間を体験することでもあります。
「あぁ、わたしはこの瞬間に立ち会うために生まれてきたのだ」と心が震える体験です。
ここでいう「本当の自立」とは、一般的な自立の解釈とは違うかもしれません。
「一般的な自立」のイメージはどんなものでしょうか。
- 社会的自立
- 経済的自立
- 自分のことは自分で面倒を見る
- 一人で立てる強さ
- 自分と他人の境界線をきちんと持てる
- 誰かや何かに依存していない
たとえばこんなイメージかもしれません。
一般的な自立をして、社会的にも自立していて、人間関係でも良好な関係を保っている…たとえそこまでできていても、「本当の自立」を手にするということは、実はとても難しいことなのです。
まだ一人でいる時ならうまく自立している人でも、こと恋愛になると途端にバランスが取れなくなることもあります。
「パートナーにどこまで求めていいのか」「パートナーにどこまで入り込むべきなのか」わからなくなってしまったり、仕事関係者や友人相手には出てこないような、ドロドロとした感情が溢れ出てきてしまったりもします。
パートナーに対して「わたしを不快にさせるなんて」という気持ちが抑えられず、またさらに強固に、「ありのままのわたしを大切にしてくれる人でなければ」というところに戻っていくのです。
恋愛は、そうした奥底にある自分が、すべて出てくる唯一の関係性です。
他の人間関係ではありえないほど、強烈に本性が出ます。
だからこそ、「本当の自立」を促す仕組みがあるといえるでしょう。
交換条件の人間関係は恋愛とは呼べない
「本当の自立」とは、とても奥が深いものです。
これは、魂の次元に触れる瞬間に起こります。
スピリチュアルな話に感じてしまう方もいるかもしれませんが、恋愛の真髄はそこにこそあるといえます。
本当の自立を体験すると、足りないものではなく、「与えられるもの」に気がついていきます。
これは、本当の豊かさが誰かに与えられるものではなく、尊重・信頼・尊敬…というような感情であり、自分の中から湧き上がるものだということがわかるというこです。
そうした状態が起こらない恋愛は、恋愛とは呼べず、ただの交換条件のある人間関係でしかありません。
「お互いの条件を守る」という、「維持を約束する契約」という関係性であり、義務と権利を主張し合い、妥協し合う関係です。
結婚にマイナスイメージを持つ男性
「結婚は奪われるもの」…そんな風に思う男性が増えています。
自由・お金・時間…それらが奪われていくものが結婚だと。
そんな風に感じるのは、交換条件の関係がパートナーシップだと勘違いしているからです。
その勘違いを解いていくためには、女性からアプローチすることが、もっともスムーズな方法といえます。
恋愛の最終到達点
恋愛においての最終到達点は「お互いが本当の自立を体験する」ことです。
すべてが大丈夫なのだという、とても深い「信頼」という気付き。
魂レベルで生きるという意味に気付くと、「個」であることがかけがえのない体験であることがわかります。
それを、愛するパートナーが体験していくことを見守るということ。
そこには「尊重」という愛のエネルギーしか湧いてこないことでしょう。
そこには、一切の条件付けは存在しないのです。
幸せになるためのパートナー探し
自分が幸せになるための条件付けでパートナーを探しても、幸せにはなれません。
特に、「世間の常識」が気になって仕方のない人は、本当の自立を体験しにくい状態にあります。
そんな人にこそ、本物の恋愛をしてほしいと思います。
パートナーを幸せに出来る女性だけが送ることができる、極上の喜びの人生があります。
「わたしはどんな風にパートナーを幸せにするの?」
と、どうか自分に問いかけてみてください。
ひとりの世界から、ふたりで作り上げる新たな世界が増えるという奇跡を、ぜひ体験してみてください。
この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。
小嶋 由希子
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