恋愛がこじれる理由のひとつに、お互いのインナーチャイルドがぶつかりあうから…ということがあります。
それは、幼い頃に両親に対してかなわなかった思いを、恋愛を通して叶えていくことでもあります。
今回は、ややスピリチュアル寄りの観点から、そこにどんな意味があるのかをより深く解説していきます。
インナーチャイルドは恋愛で解消できる
彼とのコミュニケーションがうまくいかないときには、「幼い頃に置き去りにされた自分」…つまり「インナーチャイルド」が恋愛相手に投影されているから、ということがあります。
現在、インナーチャイルドの癒し方については、多くの場で提唱されているのは「両親と向き合う」「自分で解決する」など、恋愛とは関係ないところで解決する方法です。
しかし、実はインナーチャイルドは恋愛関係のなかで、パートナーを通して完全に解消できるものなのです。
これは立川ルリ子自身が、自らの体験で感じたことでもあります。
恋愛における融合
世の中は「融合」の時代に入りました。それは、女性性と男性性の融合でもあります。
女性性と男性性の融合
恋愛においては、幼い頃に取りこぼしてしまった「母性」と「父性」を回収することで、女性性と男性性の融合が成されていきます。
母性の回収がもたらすものは
「次元上昇」「意識の拡大」
「多様性への理解」
「自己愛への目覚め」
など、より意識・波動の世界へ向かうもの。
父性の回収がもたらすのは
「完全なるグラウンディング」
「生活という営み」
「すべてのものに許可・許し」
「罪悪感からの解放」
など、より体験の世界へ向かうもの。
このバランスをもって、魂へと繋がっていきます。
恋愛における融合は愛の3次元
魂との完全なる融合をもってこの地球を体験していく…これからはそんな生き方が待っています。
こうした生き方には、立川ルリ子の恋愛理論における「愛の3次元」が深く関わっています。
「愛の3次元」においては、「本当にそんなことを実践していくのが可能なの?」と感じる人も多いものの、近年はこの世界を体験する人がどんどん出てきています。
魂の世界は情報共有ができる世界
わたしたちの世界は完全に「個」の世界です。だから、実際に言葉や態度で伝えたりしないと、相手のことがわかりません。
しかし、魂の世界は一瞬で、情報の共有ができます。
本来、これは、特殊な能力でもなんでもなくて、魂に繋がる生き方をすれば誰でも出来るようになる、普通のことです。
スピリチュアルなんて言葉もなくなるくらい、これからの時代は当たり前になってきます。
だから、もう何かを崇める必要はないし、自分の上だとか下だとかもなくなります。ヒエラルキーの時代は完全に終了しました。
反応に振り回されるということ
魂に繋がれないと、なぜ矛盾が起きるのか?
それは、「反応」に振り回されるからです。
わたしたちは、この「反応」に長い間、コントロールされて来ていました。
また、あらゆる情報元から「反応」を操作することが当たり前とされてきていました。
例えばテレビの中で美味しそうに食事を食べる映像を見たり音を聞いたりすると、どんな反応になるでしょうか?
過去の記憶から「美味しかった」という体験の記憶が引き出され、「食べたい!」という「反応」が出ます。
恋愛でいう「テクニック」もこの「反応」をコントロールするものです。
これからは自分の中で矛盾の多い人ほど、生きにくい時代となります。
お互いを尊重しあうための個
すぐに情報共有できる魂の次元よりも、さらに次元を超えていくと「個」では無くなり、完全にひとつの意識となるので、むしろ「わからない」ということがわからなくなります。
情報はみんなのものであり、繋がるも何も最初からひとつなので、共有されるものとなります。
なので、1人が課題を解放すると、同じ集合意識を共有する人達の課題まで解放に向かいます。
集合意識=情報なので、魂レベルで情報交換し始めると、もはや、人の体験は自分の体験とさえ感じられます。
実際、この体験中は自分と他人の境がわからなくなるほど、全ての出来事、話す言葉、まるで台本が用意されているかのように展開して行きます。
お互いが肉体を持って「違う」という多様性を楽しみ、お互いを心から尊重、尊敬していくには魂レベルで情報交換できるようになっていく必要があるのですね。
そうして、初めて利害を超えた「感謝」がうまれ「愛が溢れて伝播していく」のです。
ヒエラルキーのない世界へ
これからの時代は、自分の人生と他人の人生の価値が同様になっていく、素晴らしい世界となっているのです。
この愛の伝播が広がっていけば、上も下もなく、正しいか間違いか、羨ましいという思いや嫉妬、損得、成功や失敗もなくなります。
多様性でありながら、全ての人が等しく幸せで在れる世の中が出来ていくことも、決して夢物語ではないのです。
この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。
小嶋 由希子
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