恋愛に「ときめき」はつきもの。しかし、ときめきが過度であることは、危険信号となります。
感情の動きは自分らしさのバロメーター
自分らしく生きられていないと、自己肯定感が育まれず、ときめき中毒に陥りやすくなってしまいます。
自分らしくいられているかどうかを判断するためのバロメーターとして使えるのが「感情の動き」を見ることです。
感情は、自分らしく振舞えているときは晴れやかな気持ちとなり、自分らしく振舞えていないときはモヤモヤします。
モヤモヤすることが多いときは、自分らしく過ごせていないのだと捉えてみましょう。
自分を大切にすることは感情に素直になること
自分らしく過ごすとは、自分を大切にするということでもあります。
「自分を大切にする」という表現をすると、多くの人は、自分へのご褒美に好きなものを購入したり、リゾートに旅行したり、エステでリラックスしたりすることなどを思い浮かべるでしょう。
しかしこの「自分を大切にする」とは、なにも物理的に自分を癒すことだけではありません。
本質的な意味での「自分を大切にする」こととは、「自分の感情に素直になる」ということです。
その場しのぎのリフレッシュだけでは満たされない気持ちは埋まらない
モヤモヤしているときに、リフレッシュできるようなことをするのは、決して間違ったことではありません。
しかし、一瞬は気分が晴れたとしても、またすぐにモヤモヤが現れてしまうでしょう。
これが継続的な「満たされない気持ち」になってしまうのです。
満たされない気持ちが続くと、ときめき中毒を引き起こしやすくなります。
モヤモヤを解消するコツ
日常には、たくさんのモヤモヤが散りばめられています。
- 本当は嫌なのに、友達からの誘いを断れなかった
- やりたくない仕事を引き受けることになってしまった
- 早く帰りたいのに言い出せない
たとえばこんなとき、ひとはモヤモヤを感じるものです。
こういった場合には「モヤモヤポイントがどこにあるのか」をよく考えるようにしましょう。
考えるにあたってのコツは「本来の自分ならどうしたか」です。
たとえば、上記のような例の場合は「気乗りがしない誘いや依頼を断れない」のがモヤモヤポイントといえます。
本来の自分ならば、断りたかったことなのに、断れなくてモヤモヤが湧いているのです。
では、断れなかった理由はなんでしょうか。
今回の例の場合、「相手に悪いからという気持ちが湧いた」というのが、一般的に思い浮かぶ理由かもしれません。
ここで考えるべきは「本当に断ったら相手は気分を害したのか」です。
相手の立場に立って考えたとき、伝え方さえ間違えなければ、「相手の意向を尊重しよう」と思ってくれた可能性があるわけです。
このように考えると、自分らしく振る舞っても、心配していたことが起きたとは限らないということを認識することができます。
ではモヤモヤする場面でどう対応するのが良いかというと、「理想の自分だったらどうするのか」を考え、「理想の自分がすっきりする振舞いを選択する」ことです。
自分らしく過ごすことを意識していると、自分を肯定できることが増えていきます。
こちらの記事に記載している内容は、なぜときめくほどに恋愛は上手くいかないのかで詳しく紹介しています。
小嶋 由希子
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