「ダメ男ばかり好きになる」「浮気グセのある男性とばかり付き合ってしまう」…そんな女性は意外と世の中に多いものです。
今回は「どうしてこういう人しか好きになれないのだろう」と疑問に感じる女性や、「波乱万丈ではなくてもいい。何気ない幸せを感じられる男性とお付き合いしたい」と思う女性に向けて、新しい恋へ進むステップをご紹介します。
なぜ「ダメンズ」にときめくのか
前回の記事で、なぜ人が恋に落ちるのかというメカニズムについて一部触れました。
“自分が100%になれる男性が素晴らしくて、70〜80%の男性が素晴らしくない、というわけではありません。
パーセンテージの低い男性ほど、自立し、優しく、人格の良い人であることもよくある話です。
逆に大きなときめきをともなう、パーセンテージの高い恋愛するときほど、相手の男性がごく一般的に問題を抱えているケースは非常に多いのです。”
このように、優しくて仕事もでき、自分を丁寧に扱ってくれる男性より、「この人といても幸せになれないよなぁ」という、クセのある男性に惹かれてしまう…といった経験がある女性もいるかもしれません。
「この人と付き合ったら幸せなんだろうな」と思う男性に惹かれず、なぜか苦労の伴う男性にばかり惹かれてしまうことを不思議に感じたことはないでしょうか。
実はこれは、恋愛の仕組みから考えると当然のことといえるのです。
ときめきは本来の自分になりたいと思ったときに起こるもの
恋愛の仕組みの観点から見ると、「ときめき」は「100%の自分になりたい」と感じる時に起こるものです。
つまり「こんな人がわたしを受け入れてくれたら自己肯定できるのに」という気持ちの高まりです。
100%の自分に「なりたいのになれない」とき、その「不足」の大きさに比例して、ときめきは大きくなります。
ここでいう「不足」とは「ダメな自分」という意味ではありません。
「魂の存在」つまり「本来の自分からかけ離れている、自分らしくない状態」のことです。
学べないご縁にときめきはない
ときめきは「学び」がキーワードです。
「不足のままのわたしでも良いか」=「本来の自分とかけ離れたままでもいいか」となってしまうと、成長はありません。
つまり「不足のあるあなたでも良いよ」と言わんばかりのアプローチをしてくれる男性では、学ぶことができないのです。
下手をすれば、傲慢な自分になっていくことにもなりかねません。
実際に、何でも許してくれる人とお付き合いし、思い通りにならないと機嫌を悪くし、わがままに振舞ってしまう…という経験がある人もいるのではないでしょうか。
そんな学びのないご縁には、吸引力である「ときめき」は発生しないのです。
自分の不足を知っていれば恋する相手が変わる
「この人を好きになれたら幸せなんだろうな」という男性が近くにいる女性は、一度、これまでの恋愛から、自分の学びを振り返ってみることをおすすめします。
なぜなら「不足を知る」という、学びを終えている状態であれば、愛のステップに進める準備が整うからです。
そうすると、「そのままのあなたでも良いよ」と言ってくれる男性に恋することができるようになります。
これは「自分に不足がない」という状態では、「この先の伸びしろ」が課題となるからです。
そのため、「そのままのあなたがいい」と言ってくれる男性の方に魅力を感じるのです。
自分の不足を知ることが新しい恋愛への第一歩
「そのままのあなたがいい」と言ってくれる男性に恋できるような域に達すると、恋から愛のステップに進み始めます。
まずは、自分の学びを振り返り、「自分の不足が何なのか」を確認するところから始めていきましょう。
この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。
小嶋 由希子
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