大好きな人ができたら、あなたは真っ先に何をするでしょうか。
当たり前ですが、多くの人は、「大好きな彼にどうやったら好きになってもらえるか」を考えます。
時にそれは、相手に「重さ」を感じさせてしまいます。
重くならずに、好意を伝えるにはどうしたら良いのでしょうか。
まずすべきことは「自分を整える」こと
相手に重さを感じさせず、好意を伝える方法として、まずは真っ先に「自分を整えること」をおすすめします。
自分を整える先のギフト
なぜ真っ先に自分を整える必要があるのでしょうか。それは、こじらせずに、恋をスムーズに進ませるためです。
多くの人は、恋の段階で様々な課題が浮き彫りになり、堂々巡りでその課題に取り組み続ける…という経験があるでしょう。
恋愛で「愛の世界」に行くためには、恋の段階でつまずかないように進みたいところ。
もしかしたら、その過程を「とても苦しい」と感じる人がいるかもしれません。
望まない結果になることもあるかもしれません。
けれど、しっかり恋をする事ができれば、その先には、「素晴らしい自分と出逢える」というギフトが待っています。
彼が恋するポイントは「成長」
また、彼も同じく、彼自身を整える必要があります。
彼が相手に恋するかどうかのポイントは、「成長を促してくれるかどうか」です。
彼のタイプによって色んなアプローチがありますが、自分を整える事、彼を整えることを疎かにしていてはどんなアプローチをしても、その場しのぎにしかなりません。
彼にとってかけがえのない存在になることができないのです。
ときめきは自分を100%愛するためのステップ
それらを踏まえた上で、ときめきの仕組みを知っておく必要があります。
自分の「心の不足」が埋まると、ときめきが生まれます。
「心の不足」というと、ネガティブに聞こえるかもしれませんが、要は「欠けていたピースがはまるような至福」というイメージです。
「あなたが完全に満たされたら、こんなにも素晴らしい気持ちになるんだよ」ということを教えてくれるのが、ときめきです。
だから、恋の段階では、まだ「愛する」という段階にはありません。
ときめきは、自分を大好きになっていくステップです。
自分を100%愛せるようになるための過程なのです。
ときめくからといって運命の相手ではない
ときめく「きっかけになった」相手を思い浮かべるだけで、ときめいてしまうことが誰しもあるのではないでしょうか。
ときめくのは、お付き合いの対象や、男性にばかりではないはずです。
同性の俳優さん、憧れの先輩、芸能人…
そんな風に、現実的に恋愛のご縁ではない人にも、恋をした時のようなときめきがあります。
どの人も、自分の心が隅々まで満たされる、至福を感じるきっかけを与えてくれる人です。
「ときめく人=愛する運命の人」だと思い込んでいると、いつまでたっても叶うことのない人を思い続けることになってしまいます。
「こんなにときめく人には、なかなか出会えないから、この人が運命の人に違いない!」と盲信してしまったり、全くその気が無い相手に、いつまでも執着してしまったりします。
恋はそこで立ち止まってはいけまけん。
ときめいたら、しっかりと100%の自分を感じ、その自分を「自分で維持する」ために、どうすればいいのか?を考えましょう。
なぜ「重い」と思われるのか
ほとんどの人が、恋をしてときめくと、「素晴らしい自分を維持したい」という方向にエネルギーを使っています。
それは恋愛の仕組みが、自分を純度100%に導きたいからなので、当然といえば当然の作用です。
ですが、エネルギーの使い方を間違えると、「常にときめいていたい」と思う気持ちばかりが強くなりすぎてしまいます。
すると、矛先が彼に向き、彼に色々と求める気持ちが湧いてきてしまいます。
恋をした瞬間が100だとします。
それを自分で維持することが出来ない状態になると、減った分だけ彼に補填してもらおうというエネルギーが動きます。
そのエネルギーが出ると、彼は「重い」と感じます。
満たされなくなった割合が多くなればなるほど、重さが増します。
よく、「好きと伝えると重いと思われるのでは?」と考える人がいますが、好かれて嫌がる人はいません。
むしろ、好きと伝えることは喜ばれることなはず。
そうではなく、彼に補填してもらいたいという気持ちが重いのです。
自分が整うと彼にベクトルが向かう
「重さをなくす」には、ときめいて100%の自分を感じたら、そのエネルギーのまま自分を整えることです。
彼に出逢ったときの、100%の自分を維持すること。これを、自分で出来るようにします。
彼と出会う前と今とでは、いったい、何がうまったのだろう?
寂しさ?
存在意義?
コンプレックス?
ひとりでは乗り越えられそうもない何かが、彼と出逢うことで埋まったはずです。
ときめきは、100%の自分を教えてくれるいっぽうで、自分の見たくなかったことも教えてくれます。
そこに向き合うことで、自分を整えましょう。
そうして自分が整っていくと、自然と彼にベクトルが向くようになります。
彼は、何を幸せだと感じるのだろう?
彼は、どんな課題を持ってるのだろう?
私は、何が手伝えるのだろう?
そんな風に思える余裕が出てきてはじめて、彼にとって初めて体験する世界を教えてあげる事ができるのです。
彼がそんな女性を手放したくないと思うのは、当然のことなのですから。
この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。
小嶋 由希子
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