目の前にネガティヴなことが起こることは、誰にとっても嬉しいことではないでしょう。
しかし、そのネガティヴの中身に着目することで、ネガティヴを一転させることもできます。
自分にぴったりのフロアを行き来する
大好きなパートナーであるにもかかわらず、突然かみあわなくなってしまう現象について、前回の記事でご紹介しました。
これはさながら、エレベーターを上り下りし、降りるフロアが変わっていく状態と言えるでしょう。
どこのフロアが良い・悪いということはありません。
また、自分にピッタリのフロアの扉が開くので、何も怖がることはありません。
フロアで出逢う人は自分自身
自分のフロアで出逢うひとたちはどんなひとたちなのかを、よく観察してみてください。
このフロアで出逢うひとたちは、自分自身です。
相手には、自分の中にあるものだけが投影されます。
もしも自分が、不信・疑い・嫉妬・怒り・悲しみ・憎しみなどの感情に苛まれたとしても、それは自分の中身を知るチャンスだといえます。
たとえば
「人の悪口を聞くことになる」「ダメな人が目に付く」
ということが多いのだとしたら、
「批判やジャッジばかりをしてしまう自分」があらわれているのかもしれません。
あたかも相手が原因で問題が起きているように見えることも、実は相手の問題ではなく、自分の中の捉え方を変えていくチャンスだよ、というサインです。
どちらが正しい、間違っているなどは、問題ではありません。
ただサインとして起きている現象なのだと知りましょう。
観察する力を身に付けよう
良い出逢いがほしい…
パートナーシップをうまくいかせたい…
魂のパートナーシップを体現したい…
そう思うのならば、ものごとを「観察する力」を身につけましょう。
自分が毎日見ているものや、側にいる人、自分の関わる全てが、自分自身の中身です。
ダメな人がいるように見えるのは、ダメだと捉える自分がいるため、そういう人が現れている状態です。
全ての人がベストでしかいられない
人は、一見するとネガティヴに思えるようなことでも、そうすることによって何かバランスを取っているということがあります。
悪口を言わないと保てない何か…
批判やジャッジをしないと保てない何か…
ネガティヴでいることでしかバランスが取れない何か…
それらがあるということです。
風邪を引いたら身体が熱を出すのと同じです。意味があって、発熱は起こります。
そういう状態になっていることを、「ダメな人」ではなく、「その人は、そういう状態になることでバランスを取ってるんだなぁ…」と考えてみましょう。
そんな風に思うことで、「この人は今は、それでもいいのだ、それがベストなんだ」と捉えることができます。
それによって、モヤモヤすることが減っていきます。
観察力の魔法
この状態になると、不思議なことが起こります。
その相手と自然と近付かなくなり、ご縁が切れるか、まるで手のひらを返したように別人のように変わるのです。
これは「必ず」起こるといえます。
ただし、「ベストなんだなぁ」と捉えたフリではなく、心から腑に落ちた時にだけ起こることです。
いわば、「観察力の魔法」とも言えるでしょう。
この観察力の魔法を活用することで、嫌いな人はいなくなります。距離ができた人に対しても特別ネガティヴな感情は起きなくなります。
むしろ、離れることで応援出来るということさえも起こります。
そして、その先出会う人は、素敵な人だらけになるのです。
ネガティヴは自分にいらないものを見せてくれている
次々とネガティヴに遭遇している人は、自分の中の手放すべきものが目まぐるしく目の前に現れているということです。
相手や物事で現れているテーマや、キーワードは何でしょうか。
正当化したい自分
傷付きたくない自分
嫉妬
勝ち負け…
ここで現れたネガティヴなキーワードこそ、
この先の自分には一切いらないものということです。
いらないものを教えてくれるのが、ネガティヴな出来事というわけです。
観察力を磨き、素敵な人たちと出逢い、再会し、シンクロしながら前に進みしょう。
決して、振り返らず、立ち止まらず、今自分がいるフロアを全力で愛してみましょう。
この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。
小嶋 由希子
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