「本物の愛」とは一体どんな状態なのでしょうか。
このサイトでは「魂のパートナーシップ」を提唱しています。今回は魂のパートナーシップの観点から、「本物の愛」についてご紹介します。
本物の愛はパートナーの幸せに確信がある
そもそも、「本物の愛」とは具体的にどのような状態なのでしょうか。
それは、「パートナーの幸せについて、確信がある状態」と言い換えることができます。
「こんなふうに生きることができたら、パートナーは必ず幸せだ」と確信している状態です。
愛とは確信
本当の愛の世界というものは、確信の世界です。
一切のブレがない、変わりようのないものが愛です。
このサイトの中ではしばしば、わたしたちの魂を「愛の存在」だと表現しますが、つまりは、わたしたちの魂は「確信の存在」ということでもあります。
本当に愛し合っている状態とは
自分がパートナーに、あれこれしてもらいたいことばかりを考えているときには、「確信」を感じることができません。
ましてや、パートナーが本当の自分らしく生きることを、助けたいと思う気持ちになることも出来ません。
「パートナーは、このまま人生を送って行って、後悔のない人生になるのか?」
「パートナーは、今の人生を心から幸せだと感じられているのか?」
「わたしはパートナーの魂がはっきりと観えているか?」
「わたしは確信を感じられているか?」
これらについて、迷いなく「もちろん!」と言えることが、本当に愛し合っているという状態です。
欲を叶え合うことは愛ではない
一方、お互いの欲を叶え合うことは、愛し合うとは言いません。
それはただ、欲望を満たしあっているだけの状態です。
これではどちらかが満たされなくなると、途端に不足を感じるようになります。
本当に愛し合うということは、確信を感じあえる関係なのです。そこに、不足や不安を感じることはありません。
愛し合うと魂のパートナーを引き出したくなる
本当に愛し合うと、生きるということそのものに、魂の震えるような感動が生まれます。
パートナーに何かを与えられなくても、心からの感謝を感じられるようになります。
その感謝は与えられた感謝ではありません。
自らの魂に触れることができた時だけに起こる、湧き上がるような感謝です。
その感謝に触れた時、人は自分の中だけでは持て余してしまうほどの、自分の中から溢れるエネルギーを、どうしようもなく表現したくなります。
それが、目の前のパートナーの中にいる、本当のパートナー…魂のパートナーを見つけて、引っ張り出してあげるということです。
引っ張り出すことが出来た瞬間は、魂そのもののパートナーに対して、「やっと会えたね」という深い深い感動に包まれます。
「やっとひとつになれたね」という、言葉にならないほどの感動があり、なおかつブレのない、確信の状態です。
魂のパートナーに出会えるのは体験の積み重ね
結婚するだけでは、決して魂のパートナーと出逢ったとは言えません。
ひとつずつ体験を分かち合い、積み重ねていくことでしか、魂のパートナーと出逢うことは出来ないのです。
その体験を与え合うこと、シェアすることが魂のパートナーシップといえます。
恋愛は魂の自分をスピーディーに知る方法
魂の自分を生きるということは、ひとりではなかなか難しいものです。
山に籠もり、苦行の末に確信の世界を知ることもできるかもしれません。
けれどそんなことをしなくても、恋愛するだけで、その世界に触れられるのです。
もちろん、恋愛だけでなく仲間と一緒に、家族と一緒に、というのも素晴らしいことです。
ただ恋愛という仕組みは、魂の自分を引き出すことを助け合う、ということが大きな目的のひとつにあります。
そのため魂の自分を知るためには、どんな人間関係よりも、スピード感があるのです。
この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。
小嶋 由希子
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