お付き合いを深めるにあたって、起こりがちなケンカ。
今回は、ケンカに発展してしまったときに心がけるべきことをご紹介します。
一歩譲ることは我慢することではない
ケンカの場面において、女性が「一歩譲る」姿勢が大切…とお伝えすると、「それでは彼が調子に乗るのではないか」と考えてしまう方がいます。
しかし、自分のパートナーが調子に乗ったところで、一体何がいけないのでしょうか。
一歩譲るということは、自分の言いたいことを全て我慢して飲み込み、彼のいいなりになるというわけではありません。
あくまで「伝えるべきことだけを伝え、最後には女性が受け入れる」ということです。
カッとなったことは一旦しまう
カッとなってしまったときに、頭の隅に置いておくべきことは「この場の勢いで彼を説き伏せても、いいことはない」ということです。
これが繰り返されると、単に男性にとっては「彼女の機嫌が悪い」=「自分に不利益」という構図が定着するだけになります。
これでは彼のストレスがたまり、やがて彼女の機嫌が悪いだけでも拒否反応が起こるようになります。
彼を思い通りにしたからといって、女性に対する彼の愛情が増えるわけではありません。
カッとなってしまったときは、まずは一旦こらえ、心の中にしまってみましょう。
時間が経つと、どうしても伝えるべきことなのか、そうでないことなのかが振り分けられるようになります。
どうしても伝えるべきこととは?
それでは、どうしても伝えるべきことかどうかは、どう判別したら良いのでしょうか。
ポイントは次のようなものです。
- この出来事は「絶対に譲れない」ことなのか
- この出来事は「彼自身に理解して、行動してもらわなければ、解決しないことなのか」
- この出来事は「今後の2人の関係に大きな亀裂をつくるものなのか」
ここにあてはまるものであれば、それは彼にしっかり伝えるべきことです。
ここを我慢してしまうと、自分自身が彼を愛せなくなってしまうからです。
善悪で判断しない
ケンカしたときに思い出してほしいのは「目の前にいるのは、いっしょに過ごしたいと思う大切なパートナー」だということです。
嫌な気持ちになったからといって、善悪の判断を持ち込むと、「どちらが正しいか」という争いに発展してしまいます。
まずは、ものごとの善悪や、どちらが正しいかではなく、「嫌な気持ちになっただろうな」と相手の感情に寄り添うこと。
ケンカをするときには「どちらが正しいかを決めるため」ではなく「自分と相手がどんな関係でありたいのか」に目的を置くようにしましょう。
どうしても譲れないことを伝えておく
「どうしても譲れないこと」は「わたしが気分が悪いこと」とは違う、と覚えておきましょう。
どうしても譲れないことは「ふたりが幸せであることと、彼が幸せであることに欠かせないもの」であるとすれば、それほど多くないはずです。
彼に対して、自分の気持ちに寄り添ってほしいと感じるときには、このポイントをわかりやすく伝えておくことです。
たとえば、次のように。
「わたしは感情を抑えられなくなることがあるの。それは、◯◯に関すること。
もしそれでわたしが感情的になることがあれば、心配ないよと返してね。
そのときは、わたしがあなたの気持ちがわからなくなって不安なだけだと思うから、そう返してくれたら感情も収まると思う」
このような伝え方をすれば「わたしが感情的になるのは、わたしの問題であって、あなたのせいではない」ということが彼に伝わるでしょう。
彼がそれを汲んでうまく対処してくれたら、きちんとお礼を伝えます。
こうした会話を繰り返すと、「女性の機嫌を悪いことが男性のストレスになる」ことを避けられるうえ、「彼女の気持ちに寄り添うほうが心地いい」と男性からも思ってもらいやすくなります。
この記事の内容は「この女に愛されたいと思われる」”彼女”になる方法で詳しく紹介しています。
小嶋 由希子
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