恋愛にはさまざまな形があります。そのなかで、片思いで悩む人も多くいることでしょう。
今回は、片思いへの取り組みかたをご紹介します。
片思いを叶えるということ
前回までの記事では、自分が片思いする場合、そして片思いをされた場合、どのように恋に向き合うのが良いかをご紹介しました。
このように書くと、
「それでは片思いの相手には、何もしてあげることが無いの?」
「片思いは絶対に叶わないの?」
と残念に思ってしまう人もいるかもしれません。
実は、片思いを叶える方法はあります。
しかし、どんなにカウンセリング・コーチングを重ねても、片思いを叶えられる人はほんのわずかでしかありません。
なぜなら多くの人が、片思いが叶えるために必要な「自分に向き合うこと」ができないまま終わってしまうからです。
片思いを叶えたいのなら、自らのミッションである「自分に向き合う」ということを徹底して行いましょう。
すぐに両思いになれない相手と一緒になるには方法は、ひとつしかありません。
それは自分のミッションを次々と終わらせて、本来のあるべき自分になった上で、彼の人生の課題を手伝うことです。
ここで言う「本来のあるべき自分」とは、わたしたちが生きるということにおいて目指す基本的なことであり、本サイトでいうところの「魂の自分」ということです。
片思いを叶えることの大変さ
この過程で起こるのは、禊とも呼べるほどの急激な学びの連続です。
本来、お付き合いしていれば
「お互いに好きだから助け合う、相手の望みを叶え合う」
ということが起きるのですが、相手にその気がない場合、相手が助けてくれることはありません。
まずは自分のエゴをそぎ落とし、相手から助けてもらえないことを悲観せず、ただ相手の課題を手伝えることを喜び、感謝する必要があります。
本来なら、その彼ではなくとも、両思いとなって助け合いの関係を持てる相手とは出会えるのです。
それでも片思いの彼と一緒になることを選ぶのは、強制的にプランを変更するも同然ということです。
相手からは助けてもらえないにも関わらず、好きという気持ちだけで自分のミッションを乗り越えていくことになります。
片思いを成就させることは、人生の最終地点にワープするようなものともいえるのです。
片思いの成就に全力を尽くして見えるもの
片思いを成就させることが、どのくらい大変なことなのかは伝わったかと思います。
とはいえ、プランの変更は悪いことではありません。
そのプランを遂行しようとするときにも、素晴らしい気付きがあるからです。
片思いを叶えるのに必須な条件は、自分自身が愛そのもののような存在になることです。
そうなろうと徹底していく過程で、ふとした瞬間に、「やはり相手は彼ではなかった」と気づくこともあります。
それは、自分のミッションが終わったときにも起こりますし自分がときめいていただけだと気づいたときにも起こります。
つまり、片思いを頑張りたい人は、やれるだけのことをやるのが良いのです。
※もちろんストーカーなど、相手に迷惑をかける行為は推奨していません。
愛の存在になることを徹底した結果、「やっぱり彼しかいない!」となれる人は、必ずその恋を叶えることができます。
最終地点は女神のような女性
このように片思いに真剣に取り組んだあかつきには、まるで女神のようなマインドを手に入れていることでしょう。
くだらない嫉妬や、足りないという欠乏感もなく、ただ、彼の中にどうすれば愛が湧くのか…を見守り助ける女神です。
母のようでもあり、魂の自分そのものでもあり、とても輝いた存在です。
そんな輝く女性が、「あなたの課題を手伝いましょう」と来るのですから、相手もプランを変更してその女性を選ぶのは当然のことです。
片思いはとにかくやりきること
片思いが叶うかどうかは、その過程が楽しくて仕方ない!となるかどうかがポイントです。
そうなる人は、必ず片思いが叶います。と言うより、その域にならなくては叶いません。
ただし、叶う叶わないにかかわらず、片思いの恋をやりきってみると、本当に素晴らしい自分にステップアップすることが実感できるでしょう。
ステップアップした自分が、より一層自分らしくなるのならば、その恋はどんな状態であっても感謝を感じられるものになるはずです。
もしも感謝を感じられないなら、次の恋でも自分のミッションにチャレンジする出来事が待っていることでしょう。
見事、片思いを叶えたごくわずかな愛の女神たちはもれなく、片思いだった彼たちに深く、愛されています。
その愛は、冷めることがありません。
この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。
小嶋 由希子
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