不倫の恋に悩む女性も、世の中には多いことでしょう。
この先どうしたら良いのか、誰にも相談できずに日々迷っている人もいるかもしれません。
今回は、魂のパートナーシップの考え方から見た、不倫に関しての捉え方をご紹介します。
恋愛はお互いの課題をクリアするためのご縁
恋愛の仕組みにおいて、男女の出会いとは、それぞれが持っている課題をクリアするためのものです。
普段、見たくないものに蓋をしていたり、避けていると、そこを大きく刺激してくる彼とご縁します。
刺激されることで課題が浮き彫りになるため、何をクリアすれば良いのかが、わかりやすくなるからです。
ただ、多くの人は、その課題を「嫌な感情」として受け取るでしょう。
不倫のご縁は大きな課題を含んでいる
不倫関係も同じく、恋愛の仕組みから見ると
「大きな気付きを起こし、課題をクリアして、自分らしくなるために出会った人間関係のひとつ」です。
しかし、不倫関係に持ち込まれる課題は、とても大きなものとなります。
不倫は最終通告
不倫とは、「自分らしく生きるため」の最終通告のような関係です。
どんなご縁と出逢っても、強固に変わろうとしない人…
もしくは、変われない、もしくは、気が付かない…
そんな流れの中でご縁するのが、不倫の関係です。
どんなご縁も、偶然ではありません。
人を好きになるということは、それだけで必然のご縁といえるのです。
人とのご縁に良し悪しはない
多くの人が勘違いしているのは、人とのご縁は、「結果の良し悪し」ではないということです。
良い出会いも、悪い出会いも、魂の自分からみると、「ひとつの出会い」に過ぎません。
そこに、良し悪しは絡まないのです。
だからこそ、そのご縁の意味を理解できる
自分であることが大切です。
不倫は愛情だけが頼りの関係
不倫とは、「相手の愛情だけが頼り」の関係です。
つまり、「自分自身を表現して生きる」ということができない人にとっては、それはそれは苦しい関係となります。
自分自身を表現できていないと、常に相手に自分を投影しないと安心できない状態となります。
相手の愛情だけが頼り、となれば彼の一挙一動から愛情を汲み取ろうとしてしまいます。
「割り切ったお付き合い」では虚しいだけです。
未来を期待した「条件付きの愛情」ならば、それこそ求めるものは尽きることなく、いつしか鏡の中の自分の顔が、不幸な女に見えてくるはずです。
「彼と仲良くしているから良いの」と最初は思えていても、時間の経過とともにだんだんと不安や不満が募ります。
そんな状態で、他の女性のところへ帰っていく彼を心からの笑顔で見送ることが出来る女性は少ないでしょう。
心からの笑顔を彼に向けることができないのに、お付き合いしている理由は何なのか?
そこを、決して、否定的にならずに考えてみてください。
幸せな不倫の特徴
不倫をする女性のすべてが不幸になっているのかと言うと、実はそんなこともありません。
ごく少数かもしれませんが、不倫の関係でも幸せに過ごしている人はいます。
その人たちは「自分の人生を自分らしく生きている人たち」です。
そして、その女性たちは、不倫相手から惜しみない愛情を受けています。
その女性たちが悲しまないように、不倫相手が努力しています。
なぜでしょうか。
不倫関係でも幸せを手にしている人たちは、もれなく、「自分軸」で生きています。
自分を愛し、彼の前で100%の自己表現ができることに、喜びを感じています。
人生の喜びの軸を、「自己表現」に置いている人。それが「自分軸」を持っているということです。
100%の自分といっても、自分の不安や不満をぶつける人はいません。
それは、自分らしさではないからです。
恋愛の中で本当に自分らしくなると、誰しもが、自分の内側から母性や愛が溢れてきます。
つまり、相手の全てを丸ごと受け入れる…というようになっていきます。
それは、自分を丸ごと受け入れるようなものなのです。
不倫の渦中にいるときは、誰もが「こんな関係性で不満を持たないなんて無理に決まっている」と思うかもしれません。
けれど、魂の自分に近づけば近づくほど、わかることがあります。
残念ながらそれは、そこに到達した人にしか見えない景色なのです。だから、一歩を踏み出すしかありません。
それはすべてが「自己責任」という、自立した状態です。
自分を宝物のように扱い、その自分を彼の前で表現するということ。
彼から何かを奪おうとするエネルギーは存在せず、彼が彼らしくあることを願うということ。
不倫の結末はわからない
そもそも不倫する男性は愛情不足です。
そんな男性たちにとって、何かを奪おうとしない女性は、これ以上の成果はないというくらい、魅力的に感じるのではないでしょうか。
では、そういう女性が彼とその後結婚するのかというと、そうなる人もいるし、ならない人もいます。
お子様がいる場合、お子様が繋いだご縁でもあるため、ケースバイケースです。
言い換えると、結婚のご縁があればするし、無ければ課題クリアと共に円満にお別れか、疑心暗鬼で強制終了か、どちらかです。
不倫でうまくいく方法を聞きたい!と思うかもしれませんが、恋愛の仕組みとは、「魂の自分で生きるための仕組み」です。
ここに繋がることが「うまくいく」ということなのです。
本当の自分らしく生きられた時に側にいる人。
それが、彼なのかどうかは、そうならないとわからないのです。
彼ではなく未来の自分に期待する
「彼じゃなきゃ嫌!」と執着するのはやめましょう。
あなたが本当にあなたらしくなった時…もしくは、一歩先に進んだだけでも、その時の自分は、彼を好きでなくなるのかもしれないのです。
彼に期待するのはやめて、未来の自分に期待するのです。
そして、恋愛の仕組みをしっかりと動かしましょう。
いつだって、うまくいく鍵は彼ではないということ…自分が握っているのだということを、忘れないでください。
この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。
小嶋 由希子
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