身近に小さな子どもがいる人は、子どもが駄々をこねるところを見たことがあるでしょう。
「やだ」「かまって」など、とにかく次々と脈絡のない自我があふれてとまらない…
気に入らないと、ふてくされて泣き止まない…
親が疲れていようと、朝が早くて眠かろうと、食事中だろうと、一切お構いなし…
ひたすら、自分の自我が満たされるのを
要求し続けます。
この、言い聞かせることができずコミュニケーションが取れない赤ちゃん時期にとことん承認を与えるということが、大人になってからの自己肯定の基盤にとてつもない影響を与えるのです。
自己肯定感が低いのは幼少期の体験から
自己肯定が低く悩みが深くなっている人の多くは、3歳までの幼少期にしっかりと周囲の大人から承認を受けていないということがあります。
泣いているのを「うるさい」と否定されたり、無視されたり、目を見て話してもらえなかったり。
忙しい母親に構ってもらえず、承認してくれる人がいなかったり。
そんな風に幼少期を過ごすと、大人になってからもなかなか自己肯定が上がりません。
自分の根底に「自信がない…」が渦巻いて、誰かに承認されなければ不安で仕方がなくなります。
「もっと構ってほしい」
「わかってほしい」
「認めてほしい」
「察してほしい」
これらの承認を得ようとする気持ちは、幼い頃に健全な依存が足りなかったことから起きています。
身近な人に甘えるということ
逆に、幼少期にしっかりと承認されると、言い聞かせの時期(5歳以降)に否定される体験をしても、根拠のない自信をベースに持っています。
あなたがもし、パートナーや人間関係に不満を感じていたり、自立したいけどできない…と何か問題があると感じるのならば、理由はここかもしれません。
もっともっと、甘えて良いんです。
もっともっと承認されて良いんです。
あなたを承認してくれる存在が、近くにいませんか?
いるのに、「こんなわがままを言ってはいけない」と抑え込んでいませんか?
逆に承認してくれているのに、「まだ足りない!もっと!」と不満になっていませんか?
しっかりと 健全な依存をさせてもらえるその存在に感謝して、大切にすることから始めてみてくださいね。
この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。
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小嶋 由希子
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