魂のパートナーシップ

片思いからの失恋…悲しみを乗り越える方法

片思いは、ときめきを楽しめているうちは良いものの、叶わない恋となった途端に、言い表せぬほどの悲しみや苦しみが押し寄せます。

今回はそんな片思いがうまくいかなかった場合の「失恋の乗り越え方」をお伝えします。

恋愛の仕組みから見る片思い

完全に片思いのご縁というものは、残念ながら存在します。

片思いのご縁は、「自分の不足を見せてくれる、鏡のようなご縁」です。

「その人をなぜ好きなのか?」というところから、自分が不足を感じている部分を見つけ出し、乗り越えていくことが大切です。

片思いへの取り組みかた①自分らしさを発見するというミッション恋愛にはさまざまな形があります。そのなかで、片思いで悩む人も多くいることでしょう。 今回は、片思いへの取り組みかたをご紹介します。...

では、片思いは必ずあきらめなくてはいけないのか?というと、そんなこともありません。

片思いから始めても、ある域に達すると、恋愛の仕組みが動き始めることもあります。

片思いへの取り組みかた③片思いを成就させるための試練恋愛にはさまざまな形があります。そのなかで、片思いで悩む人も多くいることでしょう。 今回は、片思いへの取り組みかたをご紹介します。...

失恋すると悲しくなるメカニズム

それでも、失恋してしまうこともあります。

大好きで仕方がない人との恋が叶わないということは、とても悲しい気持ちになることでしょう。

それはまるで、自分の存在が世の中に否定されたのではないかと思うほどの絶望感を味わいます。

さらに「わたしはダメなんだ」という自己否定感や、「必要とされない」という無価値感を感じます。

恋愛は自分を相手に投影している

なぜ、失恋するとこうした感情を感じるのでしょうか。

それは、恋愛の仕組みが「相手に受け入れてもらうことを求め、受け入れてもらうことで完了するから」です。

人は誰しも、自分の欲望を100%満たし、100%の自分を「誰かに投影したい」という願望があります。

「彼」という、自分を投影できる対象が現れるのが、片思いの段階です。

この場合の彼はまさに、100%満たされた「完全体の自分」が投影された状態なのです。

それなのに失恋すると、すぐ目の前にいた100%の自分を失ってしまうことになるため、当然、絶望感や自己否定感、無価値感を感じてしまうことになります。

失恋の悲しみから逃れるために

こうした悲しみから逃れるには、恋愛の仕組みから見ていくことがポイントです。

「わたしは彼のことを思っていたのではなく、彼に思いを受け取ってもらうことで100%の自分を手に入れたかっただけなんだ」

「彼がいなければ自分が成り立たないのではない。彼はそこに気がつくためのきっかけだったのだ」

という風に、まずは考えてみましょう。そうすれば、執着する気持ちを多少和らげることができるかもしれません。

次の恋に切り替えてうまくいくとき・いかないとき

「彼じゃなくても、思いを受け取ってくれる男性と付き合ってみよう」
と、すぐに切り替えて新しい恋に向かうことも良いでしょう。

しかしそれは、必ずしもうまくいくとは限りません。

もしうまくいくのであれば、それは相手の男性が自分を100%にしてくれるときだといえます。

そういうときは、引きずっていた恋を忘れてしまうほど、新しいパートナーにのめりこんでいくことでしょう。

うまくいかないときは、100%の自分を見出せないときです。

相手の課題を手伝うことも、自分の課題に取り組むことも、100%になれない自分では、苦痛に感じてしまいがちです。

「なんだかつまらない」
「全然ときめくことができない」
「やっぱり前好きだった彼じゃないと」

などと感じるときは、自分が100%になれない物足りなさがあるからです。

なかなか立ち直れないときには

なかには、次の恋にも向かう気持ちがわかないほどつらく、どうにもならないときもあるかもしれません。

長い間、思いを引きずってしまうこともあるでしょう。

「問題のある自分」にフォーカスするのは逆効果

ここで気をつけておかなければいけないのが、悲しみから立ち直るため、自分がひとりで100%になる方法を探そうとしてしまうことです。

次の恋で100%にしてもらう、という気が起きず、自力で100%になろうとしてしまうからこその行動ですが、そんなときは「問題のある自分」にフォーカスしてしまいがちです。

たとえば、「今の自分がなぜ100%になれないか」の理由を、日常に見出そうとして、とことん向き合ってしまうのです。

家庭のこと、
仕事のこと、
お金のこと、
コンプレックス、
友人のこと、
嫌なのにやってること、
見たくないから蓋していること…

とにかく、100%になれない理由を見つけなければ…
自分を100%にすれば、この悲しみから
抜けられるんだ…

このように探し始めると、余計に心が不安定になりやすくなります。

いつのまにか「悲しみ」が「悔しさ」「怒り」「恨み」に変わってしまい、かえって逆効果になってしまいます。

すでにあるものにフォーカスする

そんなときこそ、「そもそも100%の自分とはどんな状態か」に立ち戻りましょう。

100%の状態とは、「幸せな状態」です。

それはなにも、足りないものを補う事ではありません。

「問題のある自分」に向き合うのではなく、目の前にある幸せにひとつひとつ着目していくと、「ないもの」から「あるもの」に気づくことができるはずです。

足りない事ではなく、すでにあるものにフォーカスして過ごしていると、幸せな気持ちや感謝の気持ちが増していきます。

そうすると不思議なことに、自分を100%にしてくれる彼が現れます

正確には、今まで70%、80%の自分にしかなれなかった男性と向き合っていても、自分が100%になれるのです。

パーセンテージの高さで男性の素晴らしさは決まらない

なお、自分が100%になれる男性が素晴らしくて、70〜80%の男性が素晴らしくない、というわけではありません。

パーセンテージの低い男性ほど、自立し、優しく、人格の良い人であることもよくある話です。

逆に大きなときめきをともなう、パーセンテージの高い恋愛するときほど、相手の男性がごく一般的に問題を抱えているケースは非常に多いのです。

乗り越えたければ「すぐに決める」

つらい片思いや、失恋の痛みを乗り越えるときには、「今すぐに幸せになる」と決めてみましょう。

そうすると、不思議なほど、順調にものごとが進んでいくことでしょう。

この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。

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小嶋 由希子

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女性向け記事ライター。本サイトでは、妃谷朱理(立川ルリ子)の書籍・ブログから、恋愛に特化した記事を作成しています。
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