お付き合いをしている彼との関係がすすむにつれ、「相手への不満」「どうしても気になる点」が出てくることでしょう。
「この人と果たしてうまくやっていけるのだろうか…」「長続きしないのではないか…」と不安に感じてしまうかもしれません。
今回は、そんな不安を乗り越える考え方をご紹介します。
「彼の気になる点」は彼が独りである理由かもしれない
彼に対して、どうしても気になる点が出てきたとき、「この先この人とやっていけるのだろうか」と不安になるのは自然なことです。
プライドが高い、頑固、潔癖、優柔不断、束縛が激しい…など、「彼のここさえなければなぁ」と思わず感じてしまう瞬間があることでしょう。
しかし、この気になる点こそが、実は彼にとってかけがえのない女性になるための大きな分岐点でもあるのです。
自分にとって「ここさえなければ」と思ってしまうポイントは、多くの場合、どの女性から見ても同じように感じてしまうポイントでもあります。
つまり、その「気になる点」が、彼がいまだにパートナーを探し続けている理由であるという可能性が高いのです。
彼はこれまでも、その「気になる点」が原因で、女性と別れてきたということです。
「気になる点」は分岐点
彼の「気になる点」を目の当たりにしたとき、「自分は分岐点に立っている」と思ってください。
過去の彼のパートナーたちと同じように、あきらめるのか。もしくは、そこを乗り越えていくのか。
乗り越えるといっても、単純に「我慢して見て見ぬふりをする」「気持ちが離れても婚姻関係・交際を解消せずいっしょにいる」というわけではありません。
彼が「受け入れられた」と感じられることが重要なのです。
彼の「気になる点」を乗り越えるポイント
彼の気になる点を乗り越えるには、ポイントがいくつかあります。
- わたしのせいだと思わないこと
- ごく一般的な女性ならどうするかを考えること
- そのままの彼を受け入れること
わたしのせいだと思わないこと
これは、彼の気になる点が、神経質だったり、完璧主義者だったり、怒りっぽかったり…と、女性に対して厳しくあたるタイプである場合に、特に気をつけておくべき考え方です。
彼の気にいらない行動を自分がとってしまうたびに、彼から責められるのでは、滅入ってしまいますね。
そういうときは、まずは「わたしが悪いからこうなっているんだ」「彼はきっとわたしのことを嫌いなんだ」とは思わないことです。
「彼はパートナーの女性に対しては、誰にでもこういう態度をとる人なんだ」と認識しましょう。
ごく一般的な女性ならどうするかを考えること
そのうえで、ごく一般的な女性なら、彼に対してどんな態度をとるのかを考えます。
「彼とケンカするだろうな」と思うのであれば、彼は過去のパートナーと、いつもケンカしてきたのでしょう。
「彼に文句を言うだろうな」と思うのであれば、彼は過去のパートナーに、いつも文句を言われてきたのでしょう。
つまり、彼にとっても「何度も繰り返している、何とかしなければいけない問題」なはずなのです。
だとしたら、「わたしだけはその対応をしない」と考えるようにします。
そのままの彼を受け入れること
そしていったん、「あなたはそういう人なんだね」と、そのままの彼を受け入れます。
そのうえで、「そのままでもいいけれど、わたしはこうしてくれる方がうれしい」と伝えるようにします。
たとえば、彼に小言を言われ責められたら「ごめんごめん、気をつけるね」といったん受け止めつつ、「でも、わたしができないことはフォローしてもらえたら助かるな」とお願い形式で伝えてみます。
優柔不断な彼だとしたら、「いろいろ考えちゃって、決められないんだね。じゃあここはわたしが決めちゃうね。その分、ここだけはあなたが決めてくれたらうれしい」と提案します。
「過去のどの女性とも違う」ことが、唯一無二の存在になるということ
過去の女性とは違う対応をすることは、彼にとってはとても大きな意味を持ちます。
「彼女は、これまでの女性たちとは違う。この先もきっとうまくやっていける」と思えるようになるのです。
女性が胸に留めておいておくべきは「完璧な男性はいない」ということです。
彼の気になる点も包み込んで、ふたりでずっとやっていこう、乗り越えていこう、と決心することで、彼にとっての唯一無二の女性になっていくことができるのです。
この記事の内容は気のない彼、無理めな彼、マンネリな彼、どんな彼でも自然とあなたに恋する本で詳しく紹介しています。
小嶋 由希子
最新記事 by 小嶋 由希子 (全て見る)
- わがままを言ってはいけない?自己肯定感が低い理由 - 2021年5月11日
- 彼をコントロールしたくなったときにおすすめ「全一性」のワーク - 2020年12月5日
- 生きるということ - 2020年10月31日