「わたしなんて…」と、自分のことを卑下してしまう人がいます。
その自信のなさは、うまくいかない恋愛につながります。
「彼から支配的な扱いを受ける」「彼に支配的な対応をしてしまう」…そんな悩みを持つ人は、自分の自信のなさを振り返ってみましょう。
恋愛は「申し訳ない自分」を見せつけられる
もし自信なく感じるとするならば、それは自分の存在を「申し訳ないもの」と決めてしまっているということです。
日頃はその「申し訳ない自分」を隠して上手くやっていても、恋愛の場面では、そんな「申し訳ない自分」が浮きぼりになってしまいます。
なぜなら恋愛の仕組みにおいては、自分の潜在意識にあるものを、より際立たせてくれる相手と出会うようになっているからです。
つまり恋愛のご縁では、自らの申し訳ない姿を、強制的に見せられるのです。
もし、自分でその姿を「見たくない」と蓋をしていたら、その蓋を開けるような出来事を彼が起こすでしょう。
見たくない自分が見える「支配の関係」
見たくない自分に蓋をしてお付き合いを続けると、やがてパートナーの彼とは、「支配の関係」を築くようになります。
これは、彼が自分を支配するのか、自分が彼を支配するのか、の二択です。
彼がパートナーである自分を支配する場合、彼から過小評価され、支配的な扱いを受けることとなります。
自らが彼を支配する場合は、パートナーである彼を過小評価し、支配することになります。
そしていずれの場合も、パートナーにとてつもない嫌悪を感じることになるでしょう。
ところがその嫌悪は、自分に向けられた感情です。相手の中に、見たくない自分がいるのです。
もしかすると、「自分を好きと言ってくれる人には嫌悪を感じ、好きになる人には支配される」…そんな関係を続けている人もいるかもしれません。
過去の自分を癒すことが第一歩
怖くても蓋を閉めずに、一度しっかりと「見たくない自分」を見つめてみましょう。
苦しみや悲しみ、辛い思いが湧いてきたときは、感情に自分を溺れさせてはいけません。
「わたしはなぜ、いつから、自分のことをそんな風に感じるようになったのだろう?」
と考えてみてください。
そこを見つめることで、記憶に刻み込まれた「自分らしくない自分」を見つけることができます。
そして、そのときの自分を癒すのです。
今の自分は、その時の自分とは違うということを、確認しましょう。
自分らしさを発揮していた幼い頃の自分を思い出してください。
自らが癒され、本当の自分を取り戻したとき、本当の彼が見えてくることでしょう。
この記事の内容は、立川ルリ子ブログの掲載内容を加筆・編集したものです。
小嶋 由希子
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