恋に落ちた女性は、つい相手の男性のことを「運命の人はこの人だけ」と思ってしまうもの。
「彼がすべて」「彼がいなくては生きていけない」と感じることもあるでしょう。
しかしそんな女性にこそ「運命の相手はひとりではない」と思ってほしいのです。
すべての恋愛に課題・ミッションがある
運命の人に出会える「運命の扉」があるとすれば、その扉はひとつではありません。運命の扉はいくつにも連なっており、終わりがないのです。
もし、毎回同じパターンの恋愛を繰り返していたり、同じパターンの別れ方をしているとすれば、それはひとつの運命の扉から出てくる男性とばかり、恋愛しているからといえるでしょう。
それぞれの「運命の扉」には、恋愛を通して克服すべき課題・ミッションが決められています。
- 尽くしすぎる恋愛→「彼の視点」(彼が尽くされるのを望んでいるのかどうか)を考える課題
- 彼を束縛してしまう恋愛→執着を手放すという課題
- 我慢しすぎる恋愛→自己犠牲するのをやめるという課題
- 熱しやすく冷めやすい恋愛(手に入れたとたんに冷める恋愛)→「足りない」思考をやめるという課題・「いま」に感謝し大切にするという課題
たとえばこのように、恋愛ごとに克服するべき課題があります。
尽くしすぎる恋愛を卒業できたとき、初めてその課題の「運命の扉」が閉まります。
そして、次のご縁へ進み、新しい課題に向き合っていくのです。
ご縁があって恋に落ち、恋愛をする中で気づきを得て、成長していくのがいわば「恋愛の仕組み」です。
ひとりの男性と長く続いていくためには
それでは、ひとつの課題に気づいて課題をクリアしたら、その相手とはそこでお別れするのでしょうか。
これに関しての答えは、彼と別れるとは限らないということです。
ひとつの課題をクリアしたら、次の課題に挑戦するために別の「運命の扉」を開けることになります。
このとき、彼を連れて一緒にその扉を開けることもあるのです。
このように、ひとりの男性を連れて、いくつもの運命の扉を開けていくパターンもありますし、運命の扉ごとに相手が違うパターンもあります。
どちらがいい悪いということはありません。自己成長するという点では同じと言えます。
しかし、ひとりの男性といくつもの扉を開ける場合には、女性の精神的なリードが必要不可欠です。
女性が課題に気づき成長し、愛に満たされた状態になることで、相手の男性に愛情を与え成長させていくという関係性です。
別れの理由を検証すると次のご縁があらわれる
すべての恋愛に課題があると考えたとき、すべての別れの場面で「何を得たのか」を検証してみましょう。
たとえば
「束縛しあう関係に愛を感じてきたけれど、今は彼からの束縛・干渉が嫌になってしまった。もっとお互いを尊重し合う恋愛がしたくてお別れした」
→「精神的に自立する」という課題をクリア。次は別の男性と別の課題に挑戦する。
「彼に嫌われたくないあまり、我慢しすぎてしまった。彼にも自己犠牲することを迫ったため、彼から別れを切り出された」
→「自己犠牲を払わない・払わせない」という課題に、別の男性と再挑戦する。
「結婚したかったけれど、彼が乗り気ではなくお別れした」
→「自分のライフスタイルに合う男性を探す」という課題に再挑戦する。
このように、「別れを検証する」ことで、自分が何の課題をどこまでクリアしたのかを確認することができます。
「彼との出会いは何を得るご縁だったのか」に気がつくと、新たな運命の扉が開き、新しいご縁が舞い込んできます。
これは恋愛に限らず、すべての人間関係にいえることなのです。
こちらの記事に記載している内容は、なぜときめくほどに恋愛は上手くいかないのかで詳しく紹介しています。
小嶋 由希子
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